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文具業界へも影響大、一部再開も 東北地方太平洋沖地震

2011年03月17日

筆記具ディスプレイも節電中(東京千代田区の信誠堂)

ビル4階にある文マガ編集部もモノが散乱(3月11日地震直後の写真)

 3月11日午後2時46分に発生した東北地方太平洋沖地震。被害が広域に及び、今だ全容が明らかになっていない中で、文具業界も大きな衝撃をうけている。東北業界や業界人の消息を心配する問い合わせが、文マガ編集部にも続いた。

 現在、被災した各地の文具専門店の確かな情報は入ってきていない。そんな中、小売り大手のオフィスベンダー(仙台市)では、17日から西中田店、さいたま本店、川口店が営業再開した。また文具の杜など4店舗が復旧に向けて作業中。

 大手では、仙台ロフト、仙台長町ロフトや仙台三越などが休業の一方で、ヨドバシカメラ・マルチメディア仙台店は18日から営業再開する。

 東北エリアに多くの取引先文具店を持つ大手流通グループは、地震直後に東北入りするなど、顧客のサポートに全力であたっている。

 今回の地震による大手文具メーカーの大きな被害は今のところ確認されていない。

 コクヨグループでは、コクヨファニチャー芝山工場(千葉県山武郡)及び東北・関東地方の配送センターに一部損傷があったが影響はなし。

 ゼブラも栃木県にある野木工場、各協力会社工場の設備に一部破損等の被害が出たが、生産には影響がないことが確認された。パイロットコーポレーション、ぺんてる、三菱鉛筆、トンボ鉛筆なども操業への影響は出ていない。

 一方で深刻なのは、配送と輪番停電による影響だ。

 配送では、交通規制の他、ガソリンの不足や緊急物資優先のため、遅延が生じている。

 大手オフィス通販のアスクルは、道路・配送の全般的な影響により、北海道、東北、首都圏・関東地方の一部で、サービスの停止・配送の遅れ等が発生。文具メーカー各社も配送手段の変更を余儀なくされている。

 また輪番停電により、生産拠点が一部休業するなどの対応を迫られているほか、ショッピングセンターが臨時休業するなど、小売店にも影響が出ている。

 東京都内では、銀座・伊東屋の他、東急ハンズ、ロフトも軒並み臨時休業や短縮営業。二子玉川ロフトは、17日オープンを19日に延期した。文具専門店でも休業や時間短縮が目立った。

 百貨店内に入るある文具店では、時間を短縮して営業するが、停電への対応は未定。「文具の最需要期にあたり、影響は大きい。消費者は今、食料品など生活必需品の確保に目が向いているのでどうしようもない」と店長はあきらめ顔だった。

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