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2021年10月03日NEW!

土橋正さんが伝えたい「ホームオフィスの流儀」 銀座・伊東屋本店リニューアル記念トークイベント

ステーショナリーディレクターの土橋正さん(左)と、銀座・伊東屋の藤木篤志店長

伊東屋公式Instagramでライブ配信も実施された

 銀座・伊東屋本店は、リニューアルを記念して、9月25日午後2時から、G.Itoya10階のHandShake Loungeで、ステーショナリーディレクターの土橋正さんを招いて、特別トークイベントを開催した。トークの相手は、銀座・伊東屋の藤木篤志店長が務めた。

 このイベントは、伊東屋公式Instagramでライブ配信も実施され、多くの人が視聴した。

 テーマは、G.Itoya 5階に新設されたコーナーにちなみ、「ホームオフィス」をテーマに、土橋さんが試行錯誤の上で、ホームオフィスを構築され実践されていること、さらにイベント会場では、同氏の協力のもと、ホームオフィスのデスクをふだん愛用されている文具と共に再現した。

 土橋さんは、2003年から現在の仕事を始め、自宅を働く場に仕事をスタート。意外に集中できないことに気づき、カフェやレンタルオフィスなど様々な場所でのワークを体感し、それぞれの利点を感じつつも、仕事が順調に進む中で「集中できる空間が必要」と事務所を構え、打ち合わせや執筆の場として活用した。

 ところが、2020年初めからの新型コロナウイルス感染症の拡大で状況は一変。

 「コロナで働き方が変わってしまった。来客が来なくなり自分も自宅にこもる中で、なんのために賃料を払っているのか」と疑問を感じ、今年3月にそれらの経験で培ったノウハウを活かして自宅に本格的なホームオフィスを作った。

 そんな現在の土橋さんのホームオフィスがスライドで紹介された。ほとんどモノがないシンプルなワーキングスペースでは、長年愛用するというオカムラのワークチェア「コンテッサ」のレッドがひと際目立つ。

 土橋さんの収納に対する考え方は明快だ。「モノではなく器にフォーカスすること」。

 モノの大きさや量から収納用品を揃えるのでなく、収納する器を最初に決めて、その中に収めるものを当てはめていく考え方だ。そのため、デスクによくある引き出しもやワゴンも見当たらない。

 デスクトップも必要最低限のものしか見当たらない。

 Macが置かれ、最低限の文具、スタンドに立ててある手帳のほかは気分展開に小さい音で聴くラジオと時計しかない。

 その理由は、ものを探す無駄を省くことで集中力や仕事の生産性を維持するためだという。

 土橋さんが考える、ホームオフィスとは、次の二つ。

 一つは「デスクの茶室化」。

 日本の茶室の本質はひたすら仕事に専念する場であるという発想に基づいて、自身のホームオフィスもシンプル化を目指した。岡倉天心の『茶の本』からヒントを得たという。

 もう一つは「デスクのコクピット化」。

 航空機の操縦席のように、あらゆる動作に無駄がないように最適化。例えば、Macの左側には立たせた手帳や時計など、スケジュール系を配置するように意識したことなど、モノであふれるデスクトップとは一線を画す。

 土橋さんは「ホームオフィスではいかに自分を律するかが大切。自分なりにやる気のスイッチが入る習慣を持つことも効果がある。私の場合だと、朝、仕事の前に目薬を差すというちょっとしたことから始まる」と話す。

 またホームオフィスでは、特にワークチェアがポイントだという。

 「今後テレワークが当たり前になってくるかもしれない。本格的にテレワーク環境を整えたいと考える人に向けて、仕事をするときの姿勢をつくるツールであるワークチェアの導入から始めることをお薦めしたい。私はコンテッサを15年使っている。費用はかかるが投資効果は高いと思うので、ご自分に合ったものを選ばれるといいと思う」とアドバイスをおくった。

 イベント終了後は、用意された「コンテッサ」に試し座りする人や、5階の売場を見に行く人など、最適なホームオフィスやテレワークを模索する人にとっては、有意義な土曜日の昼下がりとなった。



 なお、銀座・伊東屋本店は、8月26日に5つのフロアをリニューアル。

 G.Itoya5階の「OFFICE」では、思考のアウトプットや整理をスムーズにする道具が揃う。また、生活様式が変わり、家で仕事をする機会が増えたワーカーに向けて、チェアやライトなど机周りの環境までをトータル展開する「Home Office」のコーナーを新設し、注目を集めている。

 土橋さんのデスクを忠実に再現したコーナーでは、コンテッサをはじめ、チボリオーディオのラジオ、BRAUNのクロック、PANTA、フレームマンスリー手帳、まめコロなどなどが販売されている。
 

<土橋 正 (つちはし・ただし)氏 プロフィール>

ステーショナリー ディレクター。
文具の国際見本市主催会社に10年間勤務。2003年土橋正事務所設立。
文具の商品プロデュース・文具売り場のディレクションを行っている。

詳細 文具ウェブマガジン pen-info https://www.pen-info.jp/

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