東北地域で中堅文具問屋として定評のあった青森文具(中村悦生社長)は、9月28日青森地裁へ破産手続き開始を申し立てた。負債総額は21億円強と見られるが、関連会社の丸吉も同日破産手続きを申し立てた。負債総額は約3億円。
同社は1946年(昭和21年)創業。青森県、秋田県など北東北3県に約800社の顧客を抱え、平成15年6月期には61億円の売上高を計上した。だが最近経営収益性が低下、自己資本も僅少(3000万円)にとどまり、平成20年6月期には48億円前後にまで落ち込んでいた。
直近の商品在庫は約1億円を保有していたが、今年9月上旬、大手文具流通企業へ譲渡している。直近の文具オフィス用品売上高は13、14億円程度だった。
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2008年10月02日
青森文具が破産 創業62年の老舗問屋
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