キヤノンマーケティングジャパン(坂田正弘社長)は、6月26日、東京都港区の品川本社ビルで、事務機・文具・印刷業界誌紙を集め記者会見を開き、中期経営計画と第1四半期の実績など、概要を発表した。
同社は今年2月で創立50周年を迎えた。2018年から2020年までの3カ年中期経営計画のコアテーマでは、ネットワークカメラやITソリューションなどの成長領域の拡大と共に、収益向上領域の生産性の向上も計る。
これを落とし込む形で、これまでの商品起点による商品別組織体系から、「顧客起点」によるお客さまやマーケット別の組織体制に改めた。
新たなセグメントとして、大手企業を対象にする「エンタープライズ」、全国の中堅・中小企業を主要顧客とする「エリア」、各専門領域の顧客を対象とする「プロフェッショナル」と個人客の「コンスーマ」に分け、それぞれの重要テーマへの達成に向けて、明確な組織体制に変更した。
セグメント別売上構成比は6322億円(2017年度)。内訳はエリアがもっとも多い39%(営業利益112億円)次いでエンタープライズが27%(同79億円)、コンスーマが25%(同127億円)、プロフェッショナルが8%(同△19億円)。
同社取締役の松阪喜幸専務執行役員は「従来よりも、M&AによるITソリューションやプロフェッショナル向けの各ビジネスの強化や、西東京データーセンター2期棟建設など設備投資を含め、投資という概念を入れる」と説明。
また、第1四半期(1月~3月)実績については「コンスーマとエリアは減収減益だったが、エンタープライズとプロフェッショナルは増収増益で、BtoBが悪いわけではない」とした。
続いて、「プリンティング機器の商品戦略」(マーケティング統括部門プリンティング企画本部 豊永本部長)、「プロダクション戦略について」(同部門プロダクションプリンティング企画本部 宮前本部長)、「2018年 パートナーの皆さまと共に」(上席執行役員 久保エリアビジネスユニット長)の各プレゼンが行われた。
キヤノンMJは、7月26日~31日に東京ビッグサイトで行われる「IGAS2018」に出展する。
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2018年06月27日
キヤノンMJ、成長領域の拡大と収益力アップ 「顧客起点」をより鮮明に
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