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2019年01月19日

コト消費、女子文具など時代に即した商品揃う エコール春の大見本市

エコール大見本市イベント館の様子(初日午後)

販売店に向けたコト提案コーナー。その先のエンドユーザーに伝える(呉竹ブース) 

 広域文具流通のエコール流通グループ(ERG、一ノ瀬巌社長)の第108回春の大見本市が、晴天の1月18日、19日の2日間、東京都大田区の東京流通センター第1と第2の展示場で開催され、初日は午後6時(2日目は午後5時)まで行った。売上目標は64億円(前年同期比98.3%)。

 文具業界の見本市としては最大規模となる44都道府県から会社数1600社、店舗数2200店、来場者数3600人の来場を見込んだ。参加グループ企業は東北から中四国までの11社。

 18日午前8時35分からの開会式で一ノ瀬社長は、

「共催の事務機チェーン、ステイショナーズ・チェーン、出展社やERG役員や社員の皆さまのおかげで立派な展示会場が出来上がった」と謝辞の後で、

 「平成最後の開催となる当見本市のテーマは、前回に引き続き『コト消費』。いかにして出展者の商品の素晴らしさを、最終ユーザーに伝わるように伝えるか、このことは三段階流通の永遠のテーマと考えている。商品が生活の中で役立つシーンを連想してもらうこと、それが購買を後押しするので、われわれは研究を重ねなければいけない」。

 「伝わる売り方の一つ、商品動画のQRコードPOPには、現在51社、685アイテムを揃えることができた。当社は実用新案の申請をしてエコール各社から購入いただいた商品のPOPを届けていたが、要望があれば、『他の卸から』購入された分も含めてPOPのデータを無償で提供することにした。エコール各社のセールスは、その要望に応えるよう動いていただきたい」。

 「ところで、つい最近までのインバウンド・防災・働き方改革・SNSから、今年は『キャッシュレス決済・多言語通訳にも使われているAI・ウインドウズ7のサポート終了・新元号への改元』が、我々の仕事のキーワードになっている。これまでもスマホが生活を一変させたように、キャッシュレス決済は、政府がポイント還元する動きもあり、いち早く取り組むかどうかで店頭売上の将来が決まるといっても過言ではない。我々は今回もイベント館で新たな商材に限らず、時代のキーワードに即した売り方の提案を行う。販売店の売上を伸ばすお手伝いをすることが卸売りの最大の使命。各セールスは、イベント館のセミナーや商材について上手に説明しお役立ちしてほしい」と述べた。

 続いて、エコール・ステイショナーズ・チェーン坂本匡蔵理事長(坂本紙店)と、仕入先で構成するエコール賛助会を代表してゼブラ石川真一社長が祝辞を述べ、長谷川孝典見本市実行委員長(仙台山三社長)の発声で来賓代表7氏がテープカットしてスタートした。

 会場では「欲しいモノに必ずついてくる嬉しいコト」をメインテーマに、144社が出展した。新規出展はなかった。

 テーマの通りに、消費行動がモノからコトに変化する中で、ブース内で体験コーナーを設ける出展者も見られた。今年10月の消費増税に対応した軽減税率対策補助金対象のレジスターや、今年4月に施行される働き方改革をにらんだ、多様なワークスタイルを支援するスタイリッシュな収納用品、さらには新市場を創造した女子文具など、会場には時代を映し出す多くの商品群が出品された。

 受付会場の2階に設置されたイベント館は、「きっと見つかる新しいコト」をテーマに、ERGの情報発信ブースと位置付け。

 ショートセミナーでは、「文具王が注目!この春おススメの最新文房具」(高畑正幸氏)、「ワクワクする文具売場のつくり方」(文具プランナー福島慎子氏)、「キャッシュレス時代の流れを掴め 文具店の今後の戦略を考える」(日本ボランタリーチェーン協会飯島拓男氏)など講師6人が2日間にわたり、明日からの実務に直接つながる具体的なテーマで繰り広げた。

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