コクヨ(黒田英邦社長)は、東京・港区の同社THE CAMPUS内にある開かれた実験空間「コクヨオープンラボ」で、ハイブリッドワークにおける、リモートワーカー、オフィスワーカーのコミュニケーション円滑化を目的としたテレプレゼンスロボット「temi」およびバーチャルオフィス「oVice」を使った実証実験を行っている。
加えて、コミュニケーションロボット「LOVOT」 との連携にもチャレンジしており、 各種ロボットとの共創による働き方のアップデートを目指している。
12月26日の内覧会ではオフィス内で実際にそれらを活用した実証実験の様子が披露された。
コロナ禍の影響による働き方の多様化などによって、オフィスワークとリモートワークが混在するハイブリッドワークが定着しつつある。利点が多い反面「リアル」と「バーチャル(リモート)」では受け取る情報量や発言の存在感に差があることなど、新しい働き方によって生まれた課題も出てきた。一方で、リアルなオフィスに出社することへの価値を補完していく必要も出てきている。
コクヨによると、テレワークの増加により、オフィスの出社メンバーとリモートメンバーの間のコミュニケーション格差が生じるという。オフィス側ではリモートで参加しているメンバーの存在感が薄くなる。リモートワーカーからは、誰が、どのように、何について話しているのかなどのオフィスの臨場感が感じられない。
同ラボでは、このような課題を解決するために複数の実証実験を行っている。そのうちの1つとして、 リモートワーカーがリアルなオフィスにいるような存在感を与える「temi」や社内コミュニケーションの起点を生む「LOVOT」をバーチャルオフィスである 「oVice」などで連携させていくことで、オフィス内でのロボットとの共創による新しいハイブリッドワークにチャレンジする。
コクヨ イノベーションセンター オープンラボグループの嶋倉幸平グループリーダーは「コクヨの出社率は約50%(品川オフィス、22年6月)でハイブリッドワーク浸透によりポジティブな面もあるがコミュニケーション量が低下という課題もある。実証実験を通じて解消のヒントを探っていきたい」と話した。
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2023年01月12日
コクヨが考える「ミライの働き方」 ロボットとの共創、バーチャルオフィスなど実証実験
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