「第40回2025年夏の文紙フェア」(ステーショナリー情報委員会主催)が2025年7月9日(水)13時~17時、10日(木)の9時30分~17時、東京・柳橋の共和フォーラム2~3階の各展示場を使用して開催され、文具や紙製品メーカー28社が2フロアにわたり、各社の新製品、イチ推し商品、提案商品を展示し、来場者と出展社がじっくり商談できる場を提供した。
2026年の夏の文紙フェアは、さらなる成長を目指し2026年7月7日~8日、都立産業貿易センター浜松町館で開催する予定も発表された。
年間テーマ「SOMETHING NEW? 新しさの創造 未来を彩る、文具のチカラ。」のもと、7月2日~10日開催された「TOKYO STATIONERY WEEK 2025」イベントの一環として行われた。
今回の特別企画として、ステーショナリー情報委員会事務局のNEXTswitch株式会社が2021年4月から現在まで発行してきた「文具のサブスク」全バックナンバーを2階会場に展示し、来場客へ新たな情報提案を行った。
また、今回で31回目を迎える「皆で選ぶ、文紙フェア大賞」を開催した。
2024年7月以降に発売された、または今後発売予定の商品が対象の「新製品部門」と、 出展社が特にアピールしたい商品が対象の「イチ推し商品部門」の2部門で行い、「新製品部門」には「D はがせる固定剤」(セメダイン)、「イチ推し商品部門」には「なつかしの黒板ふきシリーズ 画面クリーナーリール」(日本理化学工業)がそれぞれ選ばれた。
来場客の約3分の1がスタンプラリーカードで出展社20社のスタンプをすべて集め、特賞をはじめ豪華賞品があたる抽選会を楽しんだ。
昨年に引き続き会期中の気温が35度を超える猛暑となり、特に2日目の天候急変の予報に大変心配をしたが、2日間とも天候に恵まれ、初日が188名(前年夏フェア来場者比66名減)、2日目が268名(同10名増)、2日間合計で456名(同56名減)の来場があった。
本年は、初日の開始時間を午後1時に変更し、会期を3時間半短縮して1.5日としたため、来場者数は前年比で11%減少した。しかし、1時間あたりの来場者数は16%増加しており、活気に満ちた文紙フェアになった。
次回「第41回2026年新春文紙フェア」は2026年1月7日(水)~8日(木)の2日間(7日は午後1時開始予定)、東京文具共和会館(共和フォーラム)で開催する予定。
【2025年夏 第31回文紙フェア大賞】
「新製品部門」
金賞「D はがせる固定剤」(セメダイン)
銀賞「勉強モード きりかえ耳栓」(デビカ)
銅賞「レピア」(エスディアイジャパン)
「イチ推し商品部門」
金賞「なつかしの黒板ふきシリーズ 画面クリーナーリール」(日本理化学工業)
銀賞「水彩色鉛筆芯・CP-LINER単品DPセット」(北星鉛筆)
銅賞「兜飾り折り紙」(トーヨー)
9日12時50分から開会式が2階で行われ、同委員会の口分田尚志代表幹事が挨拶した(以下)。
【口分田代表幹事の開会挨拶】
出展社ならびに業界紙のみなさまこんにちは。
ステーショナリー情報委員会代表幹事の口分田でございます。
出展社様、業界紙様におかれましては、平素より文紙フェアに多大なるご支援・ご指導・ご協力を賜り、心より御礼申し上げます。
午前中の限られた時間ではありましたが、出展社各社により立派なブースを設営していただき充実した会場となりましたことを深く感謝申し上げます。
早くも半年を経過した2025年、1月に発足したトランプ政権による対米関税問題や、令和の米騒動とまで言われた異常なまでのブランド価格の上昇など、上半期を表す漢字は、ズバリ「米」と言い切れるほど日常に適応するための試練や、過去の常識を覆すような出来事が起きた期間ではなかったかと思います。
私たちの業界を取り巻く環境は常に変化し続けています。特に環境意識の高まりやデジタル化への対応、そしてユーザーの利便性を追求した高機能製品の開発が重要なキーワードとなり文具業界は活発な動きを見せており機能性やデザイン性に優れた文具がこれまで以上に注目を集めていると感じております。
今回の第40回2025年夏の文紙フェアは、TOKYO STATIONERY WEEK 2025イベントの一面としてSomethin&New!新しさの創造 未来を彩る、文具のチカラ。を年間テーマにて28社の出展で行います。
デジタル化が進む現代においても、文具が持つアナログな温もりや創造性を刺激する力は、私たちの生活にもはや不可欠な存在となっています。そんな文具の可能性と魅力を最大限に引き出すために出展社各社が新商品や新企画を揃えて、ご来場の皆様へ商売の「ヒント」や「チャンス」になるものを揃えておりますのでじっくりご商談いただけれなと存じます。
第31回を迎えた文紙フェア大賞は、ご来場のお客様と出展社の投票で金賞・銀質・鍋質を選出していただきます。2024年7月以降の発売製品もしくは今後発売予定の製品を対象とした「新製品部門」と、出展社各社のおすすめ商品を対象とした「イチ推し商品部門」の2部門に分け計46アイテムのエントリーで行います。
各社のホットな商材と「隠れた逸品」を一堂にご紹介しておりますのでどうぞ1階文紙フェア大賞展示コーナーにお立ち寄りください。今回の特別企画としてはステーショナリー情報委員会事務局としてご支援・ご協力をいただいておりまり、文具道師範代(しはんだい)であるNEXT switch株式会社 寺西社長が2021年4月から手掛けております「文具のサブスク」の、5年間に渡る「文具のサブスク」パックナンバーを展示しご紹介してあわせて2階「文具のサブスク」コーナーも是非ご覧ください。
本日、明日とも午後5時までの限られた時間となりますが、出展社の皆様のご協力のもと、皆様にとって実り多く活発なフェアとなりますことを心より願っております。
最後に1年後の話にはなりますが、来年第42回2026年夏の文紙フェアは、初めてここ浅草橋の地を離れ7月7日~8日、都立産業貿易センター浜松町館にて開催する予定で現在進めております。3年目を迎えるTSWに参画予定の他イベントとタイアップして新たなチャレンジをしようとステーショナリー情報委員会事務局メンバーで討議を重ねながらこの方向性を出しました。出展社・業界紙
の皆様には、引き続きより一層のご支援、協力のほどお願い申し上げる次第です。
それではただいまより開会いたします。2日間よろしくお願いいたします。
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2025年07月12日
「第40回2025年夏の文紙フェア」開催 猛暑にも負けず盛況! 2026年浜松町での開催予定発表
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