広域文具流通のエコール流通グループ(ERG、一ノ瀬巌社長)の「第116回エコール春の大見本市」が、1月20日(金)、21日(土)の2日間、東京・大田区の東京流通センター第1と第2の展示場で開催され、来場できない販売店に向けてWebでも行い、ハイブリッド型で開催した。参加グループ企業数は11社。
二日間とも晴天の中で安全に配慮した見本市が行われた。20日午前8時50分開会式が行われ、一ノ瀬社長が以下のように挨拶し、荻原甲一実行委員長(東京エコール専務)の開会宣言と一本締めで開会した。
一ノ瀬社長の挨拶概要は以下の通り。
「相変わらずコロナが猛威をふるっているが、昨年の114回大見本市からこの東京流通センターでの大見本市を再開し、今回は116回の開催となる。2020年1月の日本人初の感染、そしてダイヤモンドプリンセス船内感染から3年が経過した訳であるが、コロナに限らず、教育や事業のデジタル化、DX化、さらには、物価高・円安・法改正と、我々の事業に大きく影響する要因が次々に起きている。この環境変化が激しい中、いかに売り上げに結びつけるか?事業をどう守っていくか?というのは、製造・卸・小売の三段階流通の共通課題である」。
「エコール最大のイベントである大見本市で、商材の発掘と売るための仕掛けを発見していただき、消費者まで届く提案をお持ち帰りいただけたら大変嬉しく思う。出展社並びにエコール社員は培った提案力を十分に発揮して、販売店の売上を伸ばすお手伝い・お役立ちをして欲しい。今日と明日、約1180店舗・延べ1850人が来場予定。コロナ渦にもかかわらず、今回も大変熱心な販売店の仕入担当の方々が来場し、各ブースで中身の濃い商談や質問が予想される。今日明日の天気等で増減することも予想されるが、この二日間、来場者に満足いただけるよう、従事される全ての皆様のお力添えをお願いする」。
出展社数は123社(新規出展なし)で、会期中店舗数1180店、来場者数1850人を見込む。売上目標は48億5,000万円(114回比104.3%)。
来場前や会場でも抗原検査場を設けるなど、全参加者に検査を依頼した。また会場内の定期的な換気や三密防止策などの感染拡大防止への取り組みを通じて、安全・安心な商談の場を設けた。そうした取り組みへの理解が深まり、今回は東北エリアなどからの来場も回復傾向にある。
メインテーマは「ニーズが変わる、必要なコトを必要なトキに」で、情報発信の拠点となるイベント館では、店舗支援、木で創るオフィス、法改正関連に対応した商品やサービスのほか、トレンドに対応する新規商材として、生ごみを入れておくだけで乾燥する機器、空気から水を作り出す商材、持ち運ぶ事ができる光触媒除菌脱臭機などを提案した。
セミナーも復活した。「インボイス・電子帳簿保存法に制度改正について」の説明セミナーが二日間にわたりFホールロビーで各日計5回(各回定員20名)、東京エコールDX推進部担当者により実施された。
同社は「感染症の影響でコロナ前の動員数に戻っていないが、コロナ以降で初めて来場される販売店もある。しっかりと各所へと誘導していきたい」と語気を強めた。
また出展する文具メーカートップは「あらゆるものが値上げとなる中、既存品は難しいが、新商品に関して価格に見合う付加価値を付けることを前提に高単価商品に取り組んでいきたい」と話した。
なおWeb開催は22年12月19日から1月21日まで開催された。
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2023年01月23日
エコール春の大見本市リアル&Webで開催 話題の商材を紹介 セミナーも復活
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