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2025年01月20日

第120回エコール大見本市 「記念大会」として開催 「ウェルネスライフ&ワーク」など企画提案

初日のテープカットで開会

会場の様子(1月17日 ぺんてる)

 広域文具流通のエコール流通グループ(ERG、一ノ瀬巌社長)の「第120回エコール春の大見本市」が、1月17日(金)、18日(土)の2日間、東京・大田区の東京流通センター第1と第2の展示場でリアル開催され、116社が出展した。

 今回からWebとの同時開催からリアルのみに変更した。

 メインテーマは前回と同じく、「次世代へつなぐ ウェルネスライフ&ワークに彩りを!」。参加グループ企業数は、東北から中国までの11社。

 17日8時40分から開会式が行われ、一ノ瀬社長が挨拶(別項)し、エコール賛助会石川真一幹事長の祝辞、杉山一徳実行委員長が開会宣言を行い、来ひんによるテープカットで開会した。

 イベント館24社を含め計140社と、多数の出展社から多様な商品が集結。それぞれの売り方も含めて、来場した販売店はじっくりと商品に触れる商品仕入れと共に情報収集の場として、活発な商談が行われ、販売店からは新商品の情報や店舗づくりのヒントが多数得られたという声が聞かれた。

 注目のイベント館では、「ウェルネスライフ&ワーク」、「店舗・店頭活性化」、「案件創出のお手伝い」、「災害対策・BCP」の4つのテーマをゾーンに分けて提案した。

 ショートセミナーは2日間で合計5本開催。それぞれの講師から多彩なテーマで行われ、予定数を大きく上回り聴講者は延べ186人と、席が不足する盛況ぶりだった。

 今回は会場を東京流通センターに移して10年の節目と120回であることから、「記念」見本市として行われ、特別企画として、40社の協賛により各出展社代表者が「自社商品×作品例・使用例=購買力アップ」として作品を制作、それぞれの小間に展示してもらったところ、販売店から「楽しかった」「商品説明も理解しやすい」「自店舗でもこの売り方をやってみたい」など好評だったほか、出展メーカー社員からも「この作品の話題から商品説明に移れるので次回以降も続けたい」と商談を促進した。

 同社は1月27日結果を発表し、来場店数は1,413店(昨年比100.6%、計画比100.2%)、随行者も含めた総来場者数は2,272人(同100.7%、101.9%)、売上は46億円(昨年比98.1%、目標比100.3%)と、いずれも計画を上回った。


【ERG一ノ瀬社長の開会式あいさつ】

皆様おはようございます。改めまして新年明けましておめでとうございます。
出展社役員・EJC、ESC役員の皆様、早朝よりご参集賜りありがとうございます。立派な会場が出来上がりました。厚く御礼申し上げます。

 今回、第120回記念の大見本市を開催する訳ですが、こちら東京流通センターで開催する大見本市が10年を迎えた事で勝手ながら「記念大会」とさせて頂きました。
 100回までは「都立産業貿易センター浜松町館」で開催しており、100回大会を記念し東京プリンスホテルで約800人の参加を得て「感謝の集い」も開催しました。それからちょうど10年、短くもあり、長くもありと感じます。

 さて、この10年間、エコールは何をやって来たか振り返ってみますと、

 新商品情報を毎週メール配信・エコールマガジンを3カ月毎に発刊し情報発信。
個人携帯はスマホが主流になり、スマホで経済が動くと予想し、メーカー様に商品動画制作を強く呼びかけ、今では63社 1263本の動画をエコールHPにストックして、販売店様にQRコードと共に解放しております。
 大見本市では、売上集計システムを導入して事務処理時間が大幅に軽減されました。
 また、気軽に商品説明を受けられる環境とするべく、各出展社社員の服装につきまして背広軍団にならないようジャンパーやポロシャツ等の服装に統一していただきました。
 各社新製品には「黄色に赤字のNEWPOP」、エコールがお薦めする理由も伝わる「おすすめPOP」等全体を統一させて解りやすく探しやすくしました。
 2020年の第111回から2021年の113回、コロナで会場開催を断念。その後1年は抗原検査の上会場入りしてもらう等、他より厳しめの対策でお互いに安心できる環境整備を取らせてもらいお陰様で集団感染など大きな混乱なく過ごせました。

 最近の動きとしては出展社共同の展示パネルを出してもらい、脳科学的に文具が有効であること、昔くこと描くことの大切さ、画材+作品=購買カアップ、等次々に横断的に「売り方・見せ方・伝え方」の提案を行って頂いております。
 本当にこれまで出展メーカーの皆様に様々なお願いをしており、都度ご協力頂きましたこと厚く厚く御礼申し上げます。

 聞いた話によると「折り紙の制作物を展示している店とそうでない店の売上は2倍違う」。また、「塗り絵の試し描きイベントをやるとやらないでは売上が3倍近く違う」との情報もあります。

 今回は私の絵ではなく、各出展社代表者の皆様に自社商品の作品例・使用例の制作をお願いしたところ、約40社のブースで展示いただいております。
 
 年末年始、宿題に時間を割かせてしまい申し訳ありませんでしたが、この企画もご来場の皆様への売り方のヒントになると思います。花を添えていただきありがとうございました。「売り方・見せ方・伝え方」は流通3段階の共通課題。これからもブラッシュアップしていきたいと思っておりますのでよろしくお願いいたします。

 今日と明日、約1,410店舗・述べ2,230人のご来場と、昨年より少し増加予定の店舗数、ご来場者数です。
 この二日間、ご来場の皆様にご満足いただけるよう、従事される全ての皆様の力強いご協力をお願いしまして、私の開会挨拶とさせて頂きます。

(2025/1/27加筆)

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