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2025年10月31日

JBMIA、OA機器向け共通仕様の再生プラスチックを開発

 一般社団法人ビジネス機械・情報システム産業協会(JBMIA、沖津雅浩会長)は、樹脂コンパウンドメーカーと共同で、複写機・プリンタなどのOA機器に共通利用できるポリスチレン(PS)再生プラスチックを開発した。今年度より各社製品への搭載検討を順次開始する。

 開発品は、OA機器および家電から回収したプラスチックを組み合わせたハイブリッドPCR材を90%使用。難燃性を示すUL94規格も取得し、実用レベルの安全性を確保した。

 JBMIAでは、2020年に「プラスチックマテリアルリサイクルTF」を設立。業界共通の再生材利用を目指して検討を進めてきた。当初は各社で異なる材料グレードやコスト面などが課題だったが、OA回収材と異業種回収材を組み合わせることで量産化の目処を得た。

 今回の取り組みは、OA機器からOA機器への再利用(OA to OA)や、家電からOA機器への再利用(家電 to OA)といった新たな循環モデルの構築を視野に入れる。今後はPS以外のプラスチックにも対象を広げ、OA・IT機器業界全体でサーキュラーエコノミーの実現を推進する。

 JBMIAは重点テーマとして「サステナブルな社会基盤の構築」「産業競争力の向上」「安心・安全なオフィス環境の実現」を掲げており、今回の取り組みをSDGs目標12「つくる責任・つかう責任」に関連づけて推進する。

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