1911(明治44)年、阪田久五郎氏が広島県呉で創業したセーラー万年筆(中島義雄社長)が、今年100周年を迎え、このほど記念誌を制作した。
久五郎氏は日露戦争直後の14歳の時、兄齋次郎氏を頼って岡山から呉に出、友人が英国から持ち帰った万年筆を始めて見て日本で作ろうと決意、自ら手回し旋盤を回して試行錯誤を繰り返し、呉軍港にちなんで商標を「セーラー」として売り出したのが、今日の礎となった。
100年史は第1部(前半50年)と第2部(後半50年)の二部構成。
第1部はモノクロ写真を中心に創業から1961(昭和36)年までの貴重な記録を収録、全編ほとんど記録写真で編集した。歴史の記述文章を省略、すべて写真説明でまとめた。
第2部は、1961(昭和36)年から2011(平成23)年までの50年間を、多彩な製品群とパッケージ、販促ポスターなどを掲載、時代変容を表現している。
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2011年07月25日
ひたむきな百年の歩み セーラー万年筆が100年史を制作
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