創業100年を超える東京の大手オフィスディーラー、オカモトヤ(本社・港区虎ノ門、鈴木眞一郎社長)の小売部「オカモトヤ 虎ノ門店」が、2月22日リニューアルオープンした。
東京メトロ銀座線虎ノ門駅下車8番出口出てすぐの抜群の立地。昨年の9月中旬からの耐震工事に伴い休業し、12月からの内装工事を経て、時代を繋ぐ「大正ロマン」をコンセプトにした純文具店を創りあげた。
売場面積は1階、2階、各30坪の計60坪の2フロアで構成する。特徴的なのは、和テイストに満ち溢れる1階だ。
日本の建築様式の一つである数寄屋(すきや)建築を取り入れた店内は、釘を使用しない職人技が集結している。歴史や日本の文化を伝え、木のぬくもり・香りで、オフィス街で働くワーカーや街を訪れる人に向けて、居心地のよいオアシスのような空間に仕上がった。
欄干は、内装の重要なファクターとなり、大正27年頃の店舗を再現。天井には、なたで木を割き、へぎ板を職人が編み込んでいき、同じ編み方は一つたりともない唯一無二の「網代(あじろ)を採用した。
「虎ノ門が再開発で変わっていく中で、新たなお客さまを呼び込むために、メイド・イン・ジャパンにこだわった。文具は昔からある『定番』を品揃えした」と、園田美公店長。
1階は、オープニングイベントとして福袋を入り口前で展開したほか、金封、高級筆記具、鉛筆、フレグランス、セレクト雑貨などを展開。
階段でつなぐ2階では、木目基調のより実用的な売場に、通常の文具・事務用品を豊富に揃える。
「海外からのお客さまも増えている。特に、日本の筆記具を見て欲しい」(園田氏)
変わる東京の象徴でもあり、新駅誕生など再開発著しい虎ノ門で唯一の文具専門店として、注目を集めそうだ。
所在地:〒105-0001 東京都港区虎ノ門1-1-24
電話:03-3591-8181
文具と事務機のポータルサイト・株式会社ニチマ:文具の業界はあなたのライフ&ワークスタイルを支えています。
ホーム > 特集
特集
2019年02月22日
再開発著しい虎ノ門に純文具店 「オカモトヤ 虎ノ門店」がリニューアル
[最近の記事一覧]
- 2024.04.03オカモトヤの女性活躍推進サービス“Fellne” 3月8日国際女性デーに初イベントを開催!
- 2024.01.11文具の展示会が連携へ 今年7月「TOKYO STATIONERY WEEK 2024」がスタート
- 2024.01.112022年度の国内文具・事務用品市場前年度比0.2%減の3986億 23年度は横ばい予測 矢野経済
- 2023.12.09香港国際文具フェア2024 来年1月8日開幕 文具売上の半分超をミレニアル&Z世代が占める例も
- 2023.11.02トンボ鉛筆「モノグラフ」シリーズにハイクラス「モノグラフ ファイン」 9年間で累計販売2900万本! 学生層に絶大支持の人気シャープペンシルシリーズ