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2024年06月25日

浮遊感のあるここちよい書きごこち その理由は「極限まで摩擦を軽減した」                         ぺんてる、新体験のボールペン「フローチューン」発表

「形になる前のアイデア」が走り出すような書きごこちを実現摩擦レスボールペン「FLOATUNE」

発表会に登壇したぺんてるの担当者。右端は高垣本部長

 ぺんてる(和田優社長)は、6月27日から全国で発売する「形になる前のアイデアが走り出すような書き心地」を実現した摩擦レスボールペン「FLOATUNE(フローチューン)」の新商品体験発表会を、6月18日東京・神宮前のdotcom space Tokyo@原宿で開催した。

 最初に高垣克己製品戦略本部本部長は「フローチューンは開発期間7年以上、のべ100人以上が開発に携わってきた全社をあげての商品として成功させていきたい。今までのボールペンとは異なり、体験価値が重要になる、お客様の五感に触れる筆記具。ボールペン市場は大きな市場であり、フローチューンを核として参入し、売り上げを伸ばしていきたい」と挨拶した。

 今回発売する「FLOATUNE」は、思わず「WOW(ワオ)!」と口に出してしまうような感覚に働きかけるボールペンを目標に掲げて開発した、新体験の摩擦レスな油性ボールペン。

 ボールペン筆記時の摩擦を軽減した浮遊感のある書きごこちと、思考を邪魔しないノイズレスなデザインによって、まるで頭の中にある「形になる前のアイデア」がペン先から軽やかに走り出すような体験をすることができる。

 製品戦略部マーケティンググループの伊藤淑子氏は「特長の一つである、浮遊感のある書きごこちは、極限まで摩擦を軽減させることで体現した」と明かす。

 「ボールペンの仕組みとは、先端にある回転するボールの表面に、中に装填するインキを付着させて紙に転写すること。回転する際にボールとボールホルダー内の金属同士の干渉や、転写される際の紙との接触によって、どうしても摩擦が生じてしまうという課題があった」。 

 この摩擦を軽減するために、「FLOATUNE」では3つのポイントがあるという。

「金属同士の接触をやわらげる『クッション成分配合インキ』と、インキをたっぷりとスムーズに、かつ贅沢に出す『オーバーフローイング技術』。そして、こうした特殊インキがなめらかに流れ出る通り道を妨げない最適な『高精細のチップ』を採用した点。こうしてインキの上で描くような書きごこちが得られる」と話した。

 新製品のプロモーション計画も発表され、ぺんてるとしては久しぶりとなるテレビCMをキー局系BSの『ガイアの夜明け』(BSテレビ東京)と『ヒロシのぼっちキャンプ』(BS-TBS)で放映する。

 その後、新製品に携わる開発スタッフによるクロストークが行われた。

 開発に7年かかった理由として、同社は「今までにない新しいボールペンを開発するアプローチの過程で、感覚言語を機能に具現化する作業に時間がかかった」と答えた。

 ボール径は0.3、0.4、0.5mm。インキ色は黒、赤、青。各税込330円。替芯は同165円。 

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