一般社団法人ビジネス機械・情報システム産業協会(JBMIA)は、会員企業の共通課題である物流問題に対して、15社(9メーカー)が参加をして複合機やプリンタの共同配送に関して検討してきたが、2021年11月に先行地区として北海道(道北地区)で共同配送を開始した。
JBMIAは協会活動及び複合機業界の活性化のため、2021年4月から動脈物流委員会を発足させた。
同委員会では、会員企業が抱える、①月末・期末集中や時間指定配送による物流波動、②短リードタイムや受注日当日出荷による高レベルの配送サービス、③地方配送における低積載配送等の解決を図っていた。
さらに物流需要の増加に伴い、トラック業界における人手不足や働き方改革が相まり「運べないリスク」が実感としてあると認識、これらの課題を解消するために、目的、狙い、共同化に向けた5つのコンセプトを設定。最初の共同配送の検討範囲をラストワンマイルと決め、20年10月に山形南部地区で共同配送実証シミュレーションを約1か月実施し、作業標準、リードタイムなどのサービスレベル、データの流し方を確認した。
その後、配送密度が最も低い北海道を最初のターゲットに選定し、道北地区で共同配送を開始した。
北海道全域へ展開を予定し、ラストワンマイル共同化とサービスレベルの見直しを行うことで、トラック台数とCO2排出量をそれぞれ約50%の削減が可能。今後、全国展開に向けて活動を継続していく。
【動脈物流委員会 参加企業】
キヤノン株式会社
キヤノンマーケティングジャパン株式会社
京セラドキュメントソリューションズ株式会社
京セラドキュメントソリューションズジャパン株式会社
コニカミノルタ株式会社
コニカミノルタジャパン株式会社
シャープ株式会社
シャープマーケティングジャパン株式会社
セイコーエプソン株式会社
エプソン販売株式会社
東芝テック株式会社
富士フィルムビジネスイノベ-ション株式会社
理想科学工業株式会社
株式会社リコー
リコージャパン株式会社
(実際の共同配送活動は、準備ができた企業から参加、途中からでも参加可能)
文具と事務機のポータルサイト・株式会社ニチマ:文具の業界はあなたのライフ&ワークスタイルを支えています。
ホーム > ニュース
ニュース
2022年03月16日