創業者や会社トップの後継者になる娘たちが、戸惑いながら自分を鍛えて社長指名を受け入れる奮闘記『跡取り娘物語』が一般社団法人日本跡取り娘共育協会(東京)から発刊された。
情報、消費財関係の業界から典型的な企業15社から15人を選んで編集され、文具・事務機器業界からオカモトヤ(東京・虎ノ門)の鈴木美樹子専務が執筆している。
鈴木専務は成蹊大学を卒業してファッションのエドウインに入社、営業、企画営業、ブランド立ち上げを経験、2006年父君のオカモトヤ入社。
常務、営業本部長を経て2014年専務に就任。1級建築施工管理技士、認定ファシリティマネージャーの資格をもつ。第1子出産で子育てに時間をおきながら2015年現職復帰、現在2児の母。
東京・虎ノ門で明治45年(1912年)に創業のオカモトヤ(創業時は鈴木紙文具店)は、今年110年の歴史をもつ老舗オフィス専門商社。
土地柄、周辺の官公庁や会社へ納品を主力に業績を伸ばしてきた。そのため多量の納品ビジネスに注力して小売り部門が伸び悩んできた。鈴木専務は経営の不採算部門の解消を自身の課題として取り組み虎ノ門本店をリニューアル、ライブオフィス「OACIS」の開設やオフィスレイアウト、内装工事、オンラインショップ、訪問販売車「ヤング号」事業、またペン愛好家へオリジナルインクの開発など積極的に実行したが、随所に女性の視点からアイデアを盛り込んだ。
近い将来、現鈴木眞一郎社長に替わってトップになることを意識しているが、美樹子専務は「これからの時代に合わせ、柔軟に老舗の暖簾を守りたい」と率直に話している。
書籍定価は税込1760円。
日本跡取り娘共育協会(跡取り娘ドットコム)
https://atomusu.official.ec/
文具と事務機のポータルサイト・株式会社ニチマ:文具の業界はあなたのライフ&ワークスタイルを支えています。
ホーム > ニュース
ニュース
2022年06月08日