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2025年10月03日

三菱鉛筆 インドの合弁会社が事業開始

施設全体

 三菱鉛筆(数原滋彦社長)は、LINC LIMITED(本社:インド、Managing Director and CEO:Deepak Jalan)との共同出資によるインドにおける合弁会社(UNI LINC INDIA PRIVATE LIMITED、以下リンク社)の事業を開始した。

 リンク社は、両社協力の下、日本の技術と品質を、インドを中心としたユーザーが入手しやすく魅力的な製品にして提供し、インド市場における新しい筆記具のスタンダードを提案していくことを目指す。

 リンク社での生産は、2025年9月よりインド市場のニーズに合わせたボールペンから開始した。

 まずは、高い品質を保ちつつ、インド市場のボリュームゾーンに適した価格帯での製品開発に注力する。今後、製品ポートフォリオを段階的に拡大し、より付加価値の高い筆記具への展開を行うことで、ユーザーの選択肢を広げ、現地でのポジションを強化していく予定だ。

 10月1日には工場の開所式が行われ、三菱鉛筆とLINC社の両社が出席した。式典では合弁会社の事業開始を記念しつつ、未来に向けて規模を拡大していくパートナーシップの始まりとして催された。

 「筆記具事業の成長継続と多角化推進」を成長ストーリーの一つとして掲げた同社「中期経営計画2025-2027」に沿って、リンク社は三菱鉛筆の製品をより多くインド市場に展開していくための重要な役割を担っていく。

 さらに、将来的にはASEAN市場への展開強化も視野に入れ、調達等を含めたグローバルサプライチェーンにおける拠点の一つとしても位置付ける。

 筆記具業界は、デジタル化や環境意識の高まりなど、大きな変化の時期を迎えている。

 こうした状況下で、リンク社は、インド国内外で筆記具の価値を再定義しながら、“書く・描く”を通じてあらゆる人々がユニークを表現する機会を支える「世界一の表現革新カンパニー」になることを目指す三菱鉛筆の活動の一つとして、シェア拡大とブランド浸透に向けたグローバル展開を加速させていく姿勢だ。

 合弁会社の純資産は200百万ルピー(約340百万円)、総資産は200百万ルピー(約340百万円)。出資比率は三菱鉛筆が51%、LINC LIMITEDが49%。所在地はインド・グジャラート州。

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